今日は「抱虎帰山」からの続きを練習しました。
「抱虎帰山」の後は「リ」→「擠」→「按」と続きます。
いわゆる「攬雀尾」なのですが、ここの「リ」は通常の「リ」でなく捻りの入る「リ」です。
左手、右手が後ろに流れながら上下に入れ替わります。
ここの良く見ていると、それそれのタイミングでやってしまっているので、そこを一人一人チェックしました。
右足から左足への重心移動と手のタイミングもあります。
各動作の意味を把握しながら行うことが大切です。
とくにここは、太極拳の伸びやかさを養うところでもありますから、手の動きと重心移動をしっかりあわせて身体で覚えて頂きたいところです。
=自然に任せる=
太極拳健康教室で行っている太極拳は、太極拳を行っているときに「運気(気を意識すること)」をしません。
あえて何もせず、「無念夢想」で行います。
「無念夢想」で行うので、「自然な運気」が発生します。
意念を用いて、「ここを意識して、ここにながして」ということをしません。
ただ、型の練習と学習としては、「ツボ」を意識したりします。
ここも詳しく話すと長くなるのですが、初級では形を整えるために「ツボ」を意識するという感じです。
でも、型を通しでやるときは、意識しません。
だからといって形が崩れる訳ではないのですが、頭の片隅に要点があれば、おのずとその形になります。
そして、自然に任せるという感じです。
そういうことが分かって型を行うとより自然な状態で気血が運用されていきます。
矛盾を感じて難しく感じることもあるかもしれませんが、やってみましょう!
その前に、型は形と意味をしっかり把握しておかないといけませんよ!
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