引き続き、太極拳の型の「斜飛式」を練習しています。
一応、動きをチェックしてみたのですが、まだビシッと決めることが出来ないのでもう少し練習した方がいいなと状態です。
それでも、4週間前からすると大分それらしい形と内容になってきています。
でも、試しに「用法をやってみて」というと、手と足が反対なっていたりするんですね(笑)
このあたりが一人でやっていると人が一緒にやると時の難しさですね。
そして、実際にやってもらうと、課題が見えてきます。
例えば、「斜飛式」は型通りに行うと、右手を相手の左の脇に差し入れて、重心を浮かすような状態になるのですが、ここで「相手を浮かす!」とか「押さなきゃ」と意識しすぎてしまうのか、自分の体幹を崩したり、自分の重心を浮かししてしまう状態になってしまう人がいます。
「相手を押す」ことが主体でなく、型の要点をそのまま実行すると相手の重心は自然と崩れるようにできている訳です。
ちなみに、このような用法は太極拳の型や動作に内包されている身体操作を学ぶためであって、実際に戦うとかそういう訳ではないので、そこはしっかり理解していただきたいと思います。
あくまでも、その条件を設定して正しく出来ているかどうかということを確認しているだけなので。
生徒さんに、「相手が低く来たら、かけるほうももっと重心を低くしないといけないのですか?」と聞かれたのですが、そこは「違います」となります。
まず、先ほども書いたようにあくまでも身体操法を学ぶためですから、かかる人はわざわざ重心を低くしなくていいのです。
これ、「もしも」の話ですが、「相手が低く来たら・・・・」違う型で対応します。。。。
はい。そういう訳です。
「斜飛式」を練習するときは「斜飛式」で学ぶべきことがあるので、その「条件設定」で行います。
そもそも、護身術的に考えるとしたら「逃げるが勝ち」なので、わざわざ相手を押そうなんて思う必要がないです。
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