
太極拳って詳しく知らない方でも聞いたことがあるし、テレビや漫画などで見たりしたことがあると思います。
朝公園などで年配の方が健康のためにやっているようなイメージがありますよね。
だから健康法だと思っている方も多いと思います。
でも、「拳」ってついてるから、もともとは拳法だったんです。
このことはご存じの方もいると思いますがそうでない方も多いですね。
よく中国拳法だと○○拳と名前がついていて、かっこいい演武をしていたりしますよね。
世代的にジャッキーチェンとかジェットリー(リー・リンチェイ)とかあこがれた類です(笑)
さて、太極拳の太極ですが、これは東洋思想から来ています。

東洋思想の太極とは万物の根源で、この太極から陰陽の二元論が出てくる考えられているものです。
『易経』繋辞(ケイジ)上伝にある「易に太極あり、これ両儀を生じ、両儀は四象を生じ、四象は八卦を生ず。八卦は吉凶を定め、吉凶は大業を生ず」
ということろから来ています。
太極 → 両義(陰陽のこと) → 四象(太陽・少陽・少陰・太陰) → 八卦
と展開して要素の根本となるものが「太極」なのですね。
その原理を体現したというのが「太極拳」ということなのですが、そう考えると壮大な名前がついていますよね。
