重心を明確に分ける

太極拳について

太極拳を練習するときの注意点に「分清虚実」という言葉があります。

これは虚と実をはっきり分けるという意味です。

太極拳には虚実ということがよく出てきます。

虚実は太極拳だけでなく中国思想にはよく見られる言葉で、東洋医学でも虚実という言葉はよく出てきます。

そもそも太極拳の「太極」というのは「陰陽」のことであり、「陰陽」はそのまま虚実の象徴でもあります。

さて、今回の「分清虚実」の虚実というのは足にかける重心のことを言います。

太極拳は型を行っていくにあたり、右足に全体重を乗せる、左足に体重を乗せる、という風に片足に重心を乗せます。

(慣例的に重心を乗せるという表現をしています)

「重心右(足)」「重心左(足)」という言い方で指導をすることもあるのですが、「重心右(足)」といったら完全に右足で体を支えている状態で。

「重心左(足)」と言ったら完全に左足で体を支えている状態になります。

反対側の足はちゃんと地面についていますが、実質的には重心をかけている足で立っています。

完全に片足立ちです。

ちゃんと重心の乗せ片足で立つことで軸ができます。

この軸に則って動きができてきます。

なので、太極拳において重心をしっかり把握することはとても重要です。

また、手に置いても虚実があります。

手の虚実は足のように重心を乗せるわけではないですが、型の動作の中で主となる手が実で、必然的に反対の手は虚になります。

虚といっても、手をダランとさせるわけでなく、力は抜いているけども指先までしっかり意識は通しています。

このような状態を「分清虚実」と言っています。

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