太極拳と腰の関係

太極拳について

太極拳は多くの大切なポイントがあります。

その一つに「腰をゆるめる」というものがあります。

「鬆腰」と言います。

「鬆腰」の「鬆」は簡単にいうとリラックスのことです。

腰に限らず全体的に筋肉を緩めリラックスさせた方が良いのですが、腰は特に「鬆腰」といって緩めることを強調します。

これは、腰が動きの要(かなめ)になっているからです。

腰は主に曲げたり伸ばしたりする動作がメインとなり、身体を回旋させる動作は股関節を中心とした動きになります。

多くの方は太極拳を習い始めると腰を反りすぎた姿勢になることがあります。

そうなっている方は、太極拳だけなく普段からも腰を反っていることが多いかもしれません。

腰を反っているということは腰についている筋肉が収縮してお尻を引き上げている状態になっています。

この姿勢のデメリットは、筋肉の収縮が緊張となっていること。

筋肉の緊張があるとスムーズな動きが出来なくなってしまいます。

器用になってくると腰が多少緊張していても股関節の作用でうまく身体を回旋させたり出来ますが、太極拳的にはこうした緊張も「隙」となってしまいます。

せっかく気血の流れを良くしようとしているのに筋肉の緊張で気血の流れを阻害するのはもったいないです。

また、腰を反った状態を続けている人は腰痛にもなりやすいので常に腰をゆるめるようにしましょう。

私自身、腰椎分離症という病気があるので長年腰痛には苦しみました。

でも、太極拳を始めてからというものの腰痛でつらい思いをするということがからなり減少しました。

太極拳の動作においても腰をリラックスさせたほうが体も安定します。

中にはこれを実感するのに7年くらいかかる方もいます。

でも、大事なのは年数よりもこれが実感できるようになったということ。

自分の身体で実感出来るということが貴重なことです。

一度分かると理解が深くなり忘れなくなります。

身体で分かるようになった方は太極拳の型を行っていても、姿が安定して綺麗になっています。

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